1stミニアルバム『infinity』から、わずか3ヶ月のインターバルで放たれる2ndミニアルバム。
楽曲のタイプは、ハウスもあればジャズ・ファンクも。大沢伸一やDJ KAWASAKIなど豪華作家陣から提供された4つのメロディに、多和田えみ自身が詞を書いた。更に、山下達郎の「潮騒」もカヴァー。
楽曲からのインスピレーション、詞に込められた想い、歌い手として感じたこと・・・etc。多和田えみが『LOVE & PEACE』を自身の言葉で解説するセルフライナーノーツ! 必見です!!
憧れの大沢伸一さんと初めてコラボレーションした曲です。
ものすごくエモーショナルな曲で、タフなんだけど、温もりと切なさがある…そういう曲そのものが持っている直情的なものが伝わるよう心がけました。
詞は、私が思う“LOVE & PEACE”を表現したつもりです。いま世界で起こっている様々な出来事…ある国で戦争が起こっているとか、子供達が飢えているのとか…そういうことを知っても、自分にはどうすることもできない。でも、悲しみや怒りは感じている…そのもどかしい気持ちを“今の自分の想い”として素直に綴ろうと思って書いた詞です。
2曲目は、パッと雰囲気変わって、ハウスです。これは、DJ KAWASAKIさんが手がけたアルバム『theory×DJ KAWASAKI』の中の1曲です。
好きな人が、別の女の子の方へいってしまう、苦しい恋の歌なんです…崖っぷちみたいな(笑)。でも、そんな状況でも、すごく強い前向きな気持ち…私と一緒にいたら、あなたをいつでも楽しませるし、あなたを絶対に幸せにしてあげられるのに…そんな想いを書いた詞です。英語なので、ちょっと大胆に表現してみました。体験談?いえいえ、全くの妄想です(笑)。
ハウス自体が初めてだったのですが、更に、DJ KAWASAKIさんのツアーにも参加して、クラブで歌うというのも初体験で、私にとって新しいチャレンジとなりました。クラブに集まってくる皆さんのグルーヴやバイブスをものすごく感じて、それがエネルギーになりました。
絶え間なく転調して、それに沿って、メロディーが上がったり、下がったり、くねったりと複雑な曲調で、この曲を通して、ヴォーカルの新たな技術を身につけたいという欲求だったり、研究心が沸いてきました。メロディを聴いて、どう感じるか、曲というものと向き合って解明したいなって思った曲でもあります。歌詞は、夏の海辺のラヴソングなんですけどね。
詞は“LOVE & PEACE”の中でも“陰”の部分になると思うんですけど、サウンドは疾走感があって、カッコいいアッパーなジャズ・ファンク。“泣きながら踊れる”みたいなイメージで作っていきました。詞だけを読むと、すごく暗い世界なんだけど、音楽(メロディやサウンド)と組み合わさると、前向きになる…ネガティブな中でも、未来が見える感じっていうのを感じられると。これも、音楽のマジックだと思うんですよね。
山下達郎さんの曲をカヴァーしました。元々好きな曲だったから選んだのですが、もう、正にラブストーリー。夕暮れの海辺で、すっごく切ないんですけど、ラブラブな感じがして。この詞の世界が、すっごく好きで。メロディーもとても暖かくて。この(アルバムの)最初の4曲でアッパーになりつつも、最後にほっこりとここで、気持ちいいだろうなぁと思って。
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